福島第一原発で作業されている方々、心より応援いたします

こんにちは事務長のイノダです。

東日本大震災に関して「東北地方太平洋沖地震」、「東北関東大震災」と「東日本大震災」という表記に分かれているようです。
しかし、北海道も函館で一人お亡くなりになられているようですし。北海道東部の太平洋側も津波の被害が発生しているようなので、
だんだん、被害の状況が分かって来る毎に表記は「『東日本大震災』のほうが良いのでは?」と、やんわり主張しておこうと思います。
実際、「阪神・淡路大震災」も初めのうちは「兵庫県南部沖地震」と報道されていたのでニュースが歴史になるにしたがって、
固まってくるのではないでしょうか。現在の私たちはそれぞれの人生の主人公として歴史の一頁に立たされ、ヤマ場を向かえているように思えてなりません。

タレント、高山智恵美さんが、福島原発の事故で消火活動に派遣され活躍した、東京消防庁ハイパーレスキュー隊の高山幸夫統括隊長の娘であることを明かされました。ブログに書き込んだことで売名行為ではないかとか批判の声もあったらしいのですが、私個人的には彼女は純粋に父親を尊敬しているのではないかと思います。彼女の発言を「言葉通りに受け止めよう」と思います。
蛇足ですが、私が幼稚園の頃になりたかった職業は「消防士」でした。なぜなら、危険な火災現場に駆けつけ消火し生還してくるからでした。(消防士になるのって大変らしいですね、その中でもレスキュー隊はエリートで、さらにハイパーレスキュー隊といったらエリート中のエリートじゃないですか。メタボリックな私には到底・・・、いや、いざという時に、自分自身が逃げられるように、ダイエットしておかなきゃ(悩;))

東北地方で被災されて避難生活を余儀なくされて困難な状況の中で混乱せずにお互いに思いやっている方々、東京で帰宅困難者になってしまったにもかかわらず行儀正しく行列に並ぶ方々には大変尊敬します。
日本人の間では普通のことでも、中国では驚きの現象と映るらしいです。一例として
「公衆電話の前で、行列を守り、まさかこんな礼儀正しい光景が見られるとは」
のようなことが伝えられてきます。その他、私がテレビ報道で見たのですが、地下鉄駅の階段に座り込むときは真ん中を空けて人が通れるようにして、座っている光景が外国新聞の一面を飾っていました。しかしながら、津波の被害を受けられた地域の気仙沼信金で金庫が荒らされていて4000万円が盗まれたことは、残念なことです。

現在、最大の関心事は、いまだ、危機的事態は現在進行中の福島第一原発の事故と復旧活動でしょう。
過酷で危険な現場作業。作業員の方自身も震災で被災されていることも多いとか。3月24日に作業を行っていた3人が被爆しました。
今まで、電力会社や原発推進派は「原子力発電所は安全」としきりに言ってきたせいか、現状に追い込まれてるのではないでしょうか、危険を伴う現場ではあっても「爆弾三勇士」や「神風特攻隊」のようなことは現場に強いてはならないと思うのです。
原子力発電所の作業や調査が進むに従い「放射能の不都合な真実」が次々と明らかになっているようですが。施設が安全なレベルまで事態を収めてもらえると信じることしか、今の私たちにはできないのでは無いでしょうか。
福島第一原子力発電所でご尽力いただいている、電力会社と関係企業の作業員、消防レスキュー隊員、自衛隊の特殊部隊の皆さんは、事務員の皆さんも含めてすでに英雄です。いまだ記憶に新しい2010年の「チリ鉱山崩落事故」救出作業以上のミッションを行っていると思うのです。