探偵札幌−偽物にご用心!
こんにちはタケです。
今日は少し個人的なお話をさせて頂きますね。
(興味の無い方にはつまらないかも・・・)
札幌女性探偵社サイトのスタッフ紹介の中で、
私の趣味の一つに、骨董品収集があると
ご紹介しましたが、
今回はその中の根付けについてです。
寿老人と唐子
(寿老人(じゅろうじん)は道教の神仙(神)。中国の伝説上の人物。)
根付けとは江戸時代、印籠・矢立て・煙草入れ・袋などの
「提げ物」を携帯する際、
その紛失や盗難を防ぐ必要から発明されたのが「根付」です。
提げ物を紐で帯に吊し、もう一方の先に根付を取り付けて留具としました。
象牙や牛の角など動物の骨、陶器や金属を素材として、
日本人独特の器用さで精巧な彫刻が施されています。
象牙とは、アフリカ象やインド象の上顎にある一対の門歯のことです。
外見上、牙の様に見えるので通常は”象牙”と呼ばれています。
ちなみにプラスチックは、最初は「象牙の代用品」として発明された物なのです。
この象牙ですが、値段が高価な為
紛い品(偽物)が数多く存在します。
その多く象牙に似せた練り物です。
練り物を判別する方法としては、表面に象牙特有の「縞目」があるかどうかで判断します。
象牙の縞目は木の年輪のように入っています。
真横にスライスすれば縞目が均一に並びます。
斜めにカットすれば変形した縞目になります。縦にカットすれば筋状の縞だけが見えます。
しかし、練り物根付の中には、人工的に縞目をプレス印刷しているものがあるようです。
しかし縞目の間隔が大きく、美しくありません
もう一つの分かり易い判別方法としましては
根付の彫りで薄くなっている部分を光に透き通してみると
本物の象牙は、光の加減によって透き通り、格子模様ができます 。
骨董品という物は、高価、安価にかかわらず
昔の人がそれを手にし、何を思ったか
その時代を想像し、様々な事に思いをはせる事に
とてもロマンを感じます。
当然古い物ですから
ヒビや割れ、色あせなどが多く見られます。
しかし、その傷の一つ一つに
なんとも言えない人が関わった暖かさを感じるのです。
TEL011−299ー8884